Vankyo S30 (ワンーキョー S30) レビュー。10インチのFHDでリフレッシュレート60Hzでスルスル動作

4.5
タブレット
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以前レビューしたVankyo MatrixPad Z10と比較しつつ、Vankyo MatrixPad S30 (ワンーキョー S30)をレビューしていきます。

少し前までS30は2万円台をウロウロしていましたが、価格帯がVankyo Z10と近くなってきたので、気になる方も多いのではないでしょうか。

ケースにもなるキーボード、スライラスペン付きのVankyo P31もレビューしました。下記リンクを参照してください。

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Vankyo Z10のレビュー記事は下記のリンクを参照してください。

Vankyo Z10レビュー。Android 9搭載で1.5万円で買える10インチタブレット
販売元のVankyoより、Android 9搭載の10インチタブレット「MatrixPad Z10」をレビュー用に提供していただきました。 激安タブレットというと、一般的にAndroidバージョンが極端に古かったり、ストレージ容量が16GB...

なお、今回レビューするVankyo MatrixPad S30、並びにVankyo MatrixPad Z10の実機は、販売メーカーであるVankyoからの提供品になります。

Vankyo S30はゲームをするには少しスペック不足になりますが、価格が少し上がりますがiPlay 40なら高品質設定にこだわらなければ、ゲームも快適です

Androidタブレットを検討中の方はぜひコチラもチェックしてみて下さい。

iPlay 40 実機レビュー。2万円から買える10.4インチタブレット!
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Vankyo S30

スペック

OS: Android 9
RAM/ストレージ: 3GB/32GB(microSDスロットあり)
SoC: Unisoc SC9863a
解像度: 1920×1200 (10インチ)
インカメラ: 13MP
アウトカメラ: 8MP
バッテリー容量: 6000mAh
入出力: Type-C、3.5mmイヤホンジャック

↑S30でCPU-Zを動作させると、このように表示されます

付属品

付属品は、MicroSDスロットを取り出すためのSIMピン、説明書、電源(PSEマークあり)、Type-CからUSB Type-Aのケーブル、となっています。

タブレットを使用する上で必要なものは一通り付属しています。

外観

入出力ポートとしてはイヤホンジャックとType-Cがあります。充電はこのType-Cポートから行います。

以前レビューしたMatrixPad Z10では映像出力用のMini HDMIポートがありましたが、S30では映像出力ポートはありません。Type-Cポートで映像を出力するAlt-modeには対応していないので、画面を出力したい場合はChromecast等を利用する必要があります。

背面はメタリックになっていて、指紋が目立たないです。ただ、素材は高級なものではなく中華タブレット特有の薄い素材なので、傷に弱いです。必要に応じてケースを別途用意したほうがいいかもしれません。

Z10と比較すると、横長の筐体だったのが、横幅が縮まり上下が少し長くなっています。

Z10を利用していて、横長な筐体が少し不格好な感じがしていたので、S30のデザインは好印象です。

横のベゼルが減っているので、動画視聴などで没入感が増しています。

スピーカーは画面下についています。垂直に立てるとスピーカーを塞ぐことになりますが、スタンド等を使って立てれば、スピーカー間が離れているので、音がステレオに聞こえて良い感じです。音質については価格相応なので過度な期待はしない方がいいかも知れません。

Z10とS30の違い

まず、大きくスペックが違う点があります。上記がS30のベンチスコアです。

こちらがZ10のベンチスコアです。

ベンチスコアは一丸に比較出来るものはないですが、Z10とS30を比較するとベンチスコアの数値が2倍近く変わっています。

タブレットで何をするにしても、S30の方がサクサクです。

他にも、タブレットを操作する上でサクサクか、カクカクかが大きく分かれる、リフレッシュレートがS30では60Hzになっている点でZ10とS30で差があります。

↑ 左がZ10、右はS30

PCディスプレイや、最近発売されたスマホのリフレッシュレートは、最低でも60Hzはあるものが普通です。しかし、未だに中華の格安タブレットの多くは40Hz程度しかないものが多く、Z10もその一つでした。

世に多く出回っている映像は基本的にフレームレートが30fpsなので、映像を見るだけでは大きく気になることはありませんが、しかし、日頃60Hzのデバイスになれているとブラウザでブラウジングをする際のスクロールの時などに、カクカク感を強く感じます。

コスト削減でリフレッシュレートを下げられることが多い中、きちんと60HzなS30は、スクロールなどでストレスを感じないので、大きなメリットになると思います。

使い勝手

Widevine CDMはL3

NetflixやAmazon Primeなどの多くの定額ストリーミングサービスではコンテンツ保護のために、デバイスの安全性を認定する認証を受けたデバイスでのみ、FHDの高画質再生を可能にしています。

その指標の一つであるWidevine CDMというDRMのレベルを表す規格が最低レベルのL3になっています。

この場合、HD画質であれば再生出来ますが、FHD再生は出来ません。高画質で視聴したい場合は有名メーカー製タブレット(Galaxy TabやiPad、Kindle Fireなど)を検討する必要があります。

YouTubeやAbemaはFHD再生対応

Abemaのブラウザ版はWidevineでコンテンツを保護を行っているようですが、アプリでは、その処理を行っていないようです。そのため、FHD再生が出来ます。

YouTubeはDRM規格に関係なくFHD再生が出来ます。

ザッピングの際に引っかかりがなくサクサクになっていました。

以前レビューしたZ10では検索結果が出るまでにもたつきが頻繁に起きて、イライラしていたので、大きな進化に感じます。

電子書籍として

本体が重たいのがネックですが、解像度が高く画面も10インチあるので見開きで漫画を読むのにはかなり実用的です。

写真ではPlayストアからインストールしたKindleアプリで本を開いている状態です。

ページ読み込みに、もたつきは感じられず、かなり実用的です。

総括的な何か

今買うなら、価格差も小さいので明らかにS30だと思います。

Z10はリフレッシュレートが低くカクカク感が、常につきまといます。

CPUスペックが上がったことで、ブラウジングやアプリの動作感が良くなっているので、動画視聴以外にOfficeアプリやビデオ会議などでも、かなり快適に使えます。

Vankyo S30はゲームをするには少しスペック不足になりますが、価格が少し上がりますがiPlay 40なら高品質設定にこだわらなければ、ゲームも快適です

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