ALLDOCUBE Smile Xをメーカーから頂きましたのでレビューします。
Amazon.co.jpで購入で1.5万円程度で購入できるAndroidタブレットとしては、3Dゲームもそれなりに遊べる格安タブレットです。
ALLDOCUBE Smile X
提供: ALLDOCUBE
最新の価格はAmazonの商品ページをご覧ください。
スペック
OS | Android 11 |
SoC | UNISOC Tiger T610 |
ストレージ容量 | 64GB |
RAM | 4GB |
ネットワーク | GSM:B2/3/5/8 WCDMA:B1/5/8 TDS: B34/39 FDD:B1/2/3/5/7/8/20/28AB TDD: B38/39/40/41 Wi-Fi: 802.11 a/b/g/n/ac (2.4Ghz+5Ghz) Bluetooth 5.0 |
ディスプレイ | 10.1インチ(IPS液晶) 2000×1200 (PPI:225) |
入出力 | USB Type-C(OTG対応) |
カメラ | 背面: 5MP フロント: 2MP |
バッテリー | 6000 mAh |
サイズ | 240x159x9.4 mm |
質量 | 520 g |
VoLTEが利用できないため、090などの通話をすることが出来ませんが、4Gデータ通信は利用できます(au 5G SIMで動作を確認)。
DRMのWidevineのセキュリティレベルがL3になっているため、NetflixやアマゾンプライムビデオのHD再生が出来ません。
もし、上記のストリーミングサービスでのHD再生を必要とするのであれば、Fire HD 10 Plusがおすすめです。
画面のリフレッシュレートは60Hzです。
120Hzなどの高リフレッシュレートのデバイスには及びませんが、60Hzのリフレッシュレートのお陰でスクロールや画面遷移時にカクつきは気になりません。
同じ価格帯のタブレットだと45Hzだったりするので、このタブレットの強みと言えるのではないでしょうか。
AnTuTuでのベンチマークスコアは186688でした。
このスコアはFire HD 10 Plusが18.3万程度なので、大体同じか少し上くらいです。
SoCに採用されているUnisocですが、最近中華Androidタブレットに多く採用されています。
このSoCは、古いMediaTekのSoCで起きていた3Dゲームとの互換性問題は特に起こらず、比較的評判が良いです。
外観
パッケージ
パッケージはこんな感じです。
開封するとALLDOCUBEの2年保証のカードが入っています
製品登録を行うように書かれています。
本体の下に「SIMピン」「USB-C to USB-Aのケーブル」「ACアダプタ」「スタートアップガイド」が入っています。
本体
保護フィルムは出荷時の状態で2段構造のものが貼り付けられていて、一番上の「ALLDOCUBE」のロゴが入っているものは簡単に剥がすことができます。ロゴ入りフィルムを剥がすと、常用できる保護フィルムが貼られています。
保護フィルムの質は滑りがあまり良くなく、タブレットに触れていると指紋が目立ちます。
画面側にあるカメラは2MPです。期待できるものではない、最低限レベルです。
背面デザインは昔ながらの中華タブレットと言った感じです。性能重視で筐体にはそこまでコストが掛かっていないように思えます。
シール形式ではありますが、一応技適マークがあります。
背面カメラが5MPということもあり、カメラに気合が入っていないガラケーレベルといった感じです。
ノートの写真を撮るとかの用途であれば十分ですが、綺麗な写真を撮るのは難しいです。
スピーカーの品質は良くはないですが、横画面時に左右から音が出るため簡単な映像試聴であれば、違和感なく楽しめます。
電源ボタンや音量ボタン、SIMカード/microSDカードスロット、USB-Cポートは全て同じ側にあります。
microSDとnanoSIMが挿入できるようになっていました。
付属品
付属品は、「SIMピン」「USB-C to USB-Aのケーブル」「ACアダプタ」「スタートアップガイド」となっています。
日本専用のACアダプタが付属しています。
スタートアップガイドは多言語対応のもので、日本語の部分はこの2ページだけでした。
ケーブルはType-C to Type-Aのケーブルです。
付属はしていませんがType-C to Type-Cのケーブルでも充電出来ます。
アプリの動作など
このタブレットの筐体自体は価格なりですが、性能は同じ値段のタブレットとは大きく違います。
SNSやウェブブラウジングなどの基本動作はもちろん、ゲームも快適に楽しめます。
より快適な動作を求めるのであれば、価格は上がりますが同じALLDOCUBEのiPlay 40 ProやXiaomi Pad 5を検討してみても良いのではないでしょうか。

プリインストールアプリ
プリインストールアプリは上記の通りです。インストールされているアプリはGoogle系のみです。
ゲーム
ゲームの動作は上記の動画でアップロードしました。
原神の最低設定なら30FPS程度は安定して出せています。ロードなどで時間が掛かりますが、何とか遊べる程度の動作感です。
ウマ娘は快適に遊べるレベルと言えるのではないでしょうか。
他のメーカーの同価格帯タブレットでは3Dゲームが動作困難レベルであることが多いので、大きなアドバンテージになるのではないでしょうか。
電子書籍アプリ
大きな画面なので、電子書籍が快適に読めます。
Galaxy S21と比べて見るとこんな感じです。
10.1インチなので、マンガの見開き表示でも拡大なしで、吹き出しを読むことができます。
ファームウェアアップデート
設定アプリ内の「デバイス情報」の中にワイヤレスアップデートという項目があり、ここからアップデートが可能になっています。
一度だけアップデートが降ってきましたが、これまでのALLDOCUBEの傾向的にAndroidバージョンを跨ぐ大型アップデートは期待出来ないと思います。
総括的な何か
1万円台でもちゃんと使える数少ないタブレットなのではないでしょうか。
映像試聴がメインであればWidevineがL1であるAmazonのFire HDのほうがHD再生ができるため有利ですが、ゲームをプレイしたり、Playストアにしかないアプリを使うのであればおすすめできます。
SIMを入れればWi-Fiなしでデータ通信が行えるという点も大きな強みです。
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