1MORE Aero レビュー。空間オーディオで高い臨場感を実現!コスパの良い新感覚TWSイヤホン

4.0
イヤホン

1MOREから10月25日に新発売された空間オーディオ対応TWSイヤホン「1MORE Aero」をレビューします。空間オーディオといえば、Apple AirPods Proの主要機能のうちの一つですが、対応機種が限られていたり、そもそもイヤホンの値段が高いなどの問題が挙げられます。

1MORE Aeroは多くのAndroidスマートフォンやタブレットなどでも利用出来るようになっていて、価格が低めに設定されています。この記事では、メーカーより実機サンプルを頂いたので、実際に利用してみて見えてくる良さと弱点をじっくりレビューしていきます。

1MORE Aero

提供: 1MORE INTERNATIONAL LIMITED

本製品は、色のオプションとしてブラックとホワイトが販売されていますが、今回はホワイトのサンプルを頂きました。

主な特徴・スペック

モデルES903
片耳イヤホン重量(M サイズイヤーチップ使用時)4.9 g
ケース重量45.2 g
総重量55.1 g
イヤホン寸法
39.42 x 20.33 x 24.36 mm
ケース寸法
61.99 x 56.40 x 25.5 mm
イヤホン電池容量(単体)40 mAh
ケースバッテリー容量450 mAh
イヤホン充電時間1時間
ケース充電時間(有線/ワイヤレス)2時間
単体での連続再生時間(ANCオフの場合)7時間
単体での連続再生時間(ANCオンの場合)5時間
ケース込みでの連続再生時間(ANCオフの場合)28時間
ケース込みでの連続再生時間(ANCオンの場合)20時間
スピーカーインピーダンス32 Ω
Bluetooth範囲
10 m(オープンスペース)
BluetoothバージョンBluetooth 5.2
Bluetoothプロトコル
HFP / A2DP / AVRCP
入力5V 0.7A
使用温度0℃ ~ 45℃
周波数範囲
2.400 GHz ~ 2.4835 GHz

外観

ケースは3枚目のようにパカッと上向きに開けるタイプです。

ケース背面のボタンはペアリングボタンになっています。

ケースの折り返し部分に技適マークや仕様情報が記載されています。

充電はこのType-CポートかQiによるワイヤレス充電が可能です。

ワイヤレス充電は低価格帯のイヤホンではコスト削減のため、搭載されないことが多いのですが、最近のハイエンドスマートフォンにはワイヤレスバッテリー共有機能がついている機種が増えているので、いざという時に使えてとっても便利です。

※開封直後に撮影したため、絶縁用の赤いシールが付いていますが、実際に利用する際には外します。

イヤホン本体はいわゆるうどんタイプです。

傍から見た見た目に関しては賛否あると思いますが、このタイプは装着時に自然とベストポジションになるので、個人的には好みの形です。

イヤホン本体は、接近センサーとスピーカー部分の至って普通の構造です。

付属品

付属品は、USBケーブル(C to A)、交換用イヤーピース(S,L)、説明書等となっています。

Mのイヤーピースは本体に工場出荷時から装着済みです。

装着感

前述しましたが、イヤホン本体の形状のお陰で、ケースからイヤホンを取り出して、耳に装着するとピタッとベストポジションになります。

過去にレビューした本体の小ささが特徴の1MORE ComfoBuds Miniは、耳に装着したときに、なかなかベストポジションにならなくて、少しストレスになるときがありました。形状タイプの違いのため、製品の世代変化による改善というわけではありませんが、本製品の形状は結構大きなメリットだと思います。

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本体が軽量なので長時間装着していても全く疲れません。また、装着したまま体を動かしても落ちることもありませんでした。

ここまでは、形状によるメリットを挙げていますが、デメリットとしてはベットなどで寝ながら利用する際に、本体の筒部分が地面に触れてしまい装着感が悪くなるということがあります。

寝ながら利用するなら、公式で「寝ホン」と宣伝している「1MORE ComfoBuds Mini」のほうが有利ですね。

空間オーディオ

本製品の最大のアピールポイントである空間オーディオについてです。

空間オーディオとは

この製品の空間オーディオは、オーディオ系でよく使われるコンテンツ側の工夫によるドルビーアトモスなどの立体音響とは別のアプローチです。

具体的にはイヤホンで顔の傾きを計測して、その傾きに合わせて左右それぞれのイヤホンの音量を変更して、あたかも正面にスピーカーがあるかのような体験をさせてくるという機能です。

上記の特徴からコンテンツ側が立体音響対応である必要はなく、音楽以外のどんなコンテンツでも(アニメ、ドラマ、映画、ASMRのような音声作品など)この機能を利用できます。

1MORE MUSIC

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また、この機能はデフォルトではオフに設定されているので、専用アプリを用いてのみ有効化できるようになっています。

アプリの「空間オーディオ」トグルをオンにすると有効化できます。記事の執筆時点では、イヤホンのジェスチャー割り当て設定である「お客様の設定」に空間オーディオのオンオフ設定がないので、必然的にアプリ内からのみしか変更できません。

WindowsやMac OSなどPC向けに「1MORE Music」アプリが用意されていないので、場合によっては不便かもしれません。

実際の利用感

実際に利用してみた感想ですが、メーカーのPR通り確かに映画館のような聞き心地になりました。

正面のトラッキング、左右の検知(上下検知は無い)など、PR文通りの十分な性能を持っていると思います。

正面であるとの判定は10秒間同じ方向を向いていると行われるようです。この仕様はAirPods Proと同じだそうです。

ただ、個人的には「この機能って本当に必要?」という感想を持ちました。これは何故かというと、自分の利用用途としては、作業や移動中のBGMとして使うことが多いため、あまり大きなメリットを感じなかったのです。

先進的な取り組みで面白い機能ではあると思うし、映画のようなサラウンド対応の映像作品や立体音響で収録されたASMRなどに多く触れている方には高い臨場感で視聴体験が出来るため大きなメリットとなりそうですが、そうでない方は自分のような感想を抱くのではないかなと思います。

アクティブノイズキャンセリング機能

低価格帯のイヤホンにありがちな「シャー」という音が出るだけのアクティブノイズキャンセリング感がするだけのものとは違い、エアコンの動作音や加湿機の吹き出し音などしっかりノイズキャンセリングできていました

他の1MORE製品同様に、ノイズキャンセリングにプリセットが複数用意されています。

また、ケースから取り出された際に前回のノイズキャンセリングの状態に戻してくれます。再接続時にANCオフになる製品が多いので、1MOREのTWSのアドバンテージなのではないでしょうか。

音質など

音質的には、本記事内で比較対象として何度か登場している1MORE ComfoBuds Miniと音の傾向自体は似ていると感じました。

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ただ、高音と低音表現が上記製品より向上しているように感じます。

最近の1MORE製品の特徴のようですが、デフォルトだと中音重視にチューニングされています。当たり障りな音ですが、「やや迫力に欠けてるのでは?」ともとれる音です。あくまで、デフォルト設定での評価なので、イコライザ次第で割りとどうにでもなります。

ComfoBuds Miniでは中音から無理やり低音を出しているみたいな音になったりしていましたが、本製品ではそういったこともなく、自然な低音が表現できています。

1MORE最上位モデルの1MORE EVOよりは劣りますが、音の表現に幅が広いので1MORE Musicアプリのイコライザを設定して好みの音に設定出来ると思います。

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総括的な何か

他社製品にはない空間オーディオが大きくアピールされていますが、それ以外の部分(ノイズキャンセリングや音質)も同じ価格帯の他社製品を上回る性能になっていると思います。

AirPods Proの空間オーディオってどうなんだろうという方や、うどんタイプでサクッとベストポジションに装着出来るTWSイヤホンを探している方、そこそこ使えるアクティブノイズキャンセリングが付いた軽いTWSイヤホンを探している方などのにはしっくりくる製品なのではないでしょうか。

大きな問題ではないのですが、ケースの開き方は少しダサいかなと思います。同じ1MOREのうどんタイプのイヤホンでも左右に横にするタイプだったりがあるのに、何故パカッと大きく開けるタイプになってしまったのか気になるところです。

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