こんばんは、Till0196(@Till0196)です。
今回はGearBestよりご提供頂いたタフネススマートフォンをレビューします。
価格、トレンド、スペックがバランスが良いため登山などのタフネスさが求められる状況でも活躍できそうです。ちなみにUlefoneというスマホメーカーは当サイトでは初登場ですが比較的昔からMediaTek製チップを使ったスマートフォンを世に送り出し続けているメーカーで、ビルドクオリティも安定してきています。中でもArmorシリーズは日本国内でも一部の間では人気があるスマートフォンです。
Armorシリーズの比較
Armorシリーズを発売順に並べるとArmor → Armor2,2S → Armor X →Armor5 → Armor3,3Tとなります。Xの次に5、その次に3,3Tが来て誤植と思われるかもしれませんが、実際にこの順番で発売されています。
同じようなデザインのモデルとしてPowerシリーズがありますが、Powerシリーズは大容量バッテリーを搭載して見た目は衝撃には強そうですが防水性能などは持っておらず、タフネススマホとは別路線のようです。
現行の主力モデルとしてはArmor X、Armor5、Armor3,3Tで、Armor Xがエントリースペックのチップで性能が低くお値段がお安く、Armor3,3Tは5のバッテリーを増やして指紋認証を側面へ移動し、ガリゴリのタフネス用途向けになっています。3Tは3に昔のケータイのように飛び出たアンテナがついたモデルです(山奥でも通信しやすくなるから?)。ちなみに3,3T,5が使用しているチップは全て同じなので処理性能も同じです。
タフネス用途のみの利用であれば3,3Tが良いと思いますが、バッテリーを10300mAhもあるため、本体重量がArmor5に比べ100g程重いのため、日常生活の中で使うのは少し重たいと思われます。
しかし、今回レビューするArmor 5はバッテリーは控えめ(とはいえ5000mAh)でデザイン性にも力を入れているため日常生活でも使いやすいのではないでしょうか。
Ulefone Armor 5
スペック
Ulefone Armor 5 | |
---|---|
OS | Andorid8.1 |
CPU/GPU | MediaTek Helio P23 2.0Ghz(MT6763V) |
ストレージ容量 | 64GB |
RAM | 4GB |
ネットワーク | 2G GSM: 1900/1800/850/900(B2/3/5/8) 3G WCDMA: 2100/850/900(B1/5/8) 4G FDD-LTE: 2100/1800/2600/900/800(B1/3/7/8/20) Bluetooth:4.0 Wi-Fi: 802.11 a/b/g/n 2.4G/5G |
ディスプレイ | 5.85(18.9 : 9ディスプレイ)インチ 1512 x 720ピクセル |
入出力 | USB Type-C nano + nano/microSD デュアルSIMスロット 無線充電「Qi」対応 ※オーディオジャックあり |
カメラ | アウトカメラ: 13MP(画質保管で16MP)+5MP インカメラ: 8MP |
バッテリー | 5,000mAh |
サイズ | 158.9 x 76 x 12.6 mm |
質量 | 228g |
OSは発売当時最新のAndroid8.1を搭載しており、しばらくは対応しないアプリが出ることはないと思います。(Android9系へのアップデートの期待はしないほうが良さそう)
一応、Project Treble対応のためGSIのカスタムROMを焼くことも出来ます。
(2018-11-04現在、公式サイトにROMが置かれていないため非推奨)
Helio P23はミッドレンジの中でも真ん中くらいのスペックなので、3Dゲームを快適に遊ぶのは難しいですが、一般的な利用(写真を撮ったり、SNSやブラウジング)では十分快適です。
バッテリーは5,000mAhで、国内のタフネススマホであるTORQUE G03が2,940mAhということを考えれば大容量なバッテリーです。(チップが違いがあるので一丸に電池持ちが良いとは言えませんが)
画面解像度は現代のスマホで一般的なFHD+ではなく、価格の安いミッドレンジスマホで採用されがちなHD+となっています。画質的にはもう少し頑張って欲しかったですが、画質を上げて電池持ちが悪くなると元の子もないので、ここは致し方ないのかなと思います。そのおかげもあって動作もかなり快適でゲームでも軽量設定なら結構動くようになっています。
箱
表は登山をしているシルエットで、裏面にはスペックなどが載っています。
本体外観
ボタン類はこの2つのみで、ナビゲーションバーなどは画面内に出てくるようになっています。
イヤホンジャック部分。キャップの中に挿入口があります。
キャップの品質ですが、Xperia Z世代で採用してたキャップよりは全然丈夫そうで、開け締めは手間ですが、壊れにくそうです。
マイクロSD、nano SIMスロットはキャップを開けた先に、SIMピンでトレーを押し出す穴があります。
充電はType-Cですが、ここにもキャップがありケーブルでの充電を頻繁に行う場合はキャップの耐久性が試されそうです。
このUlefone Armor 5はiPhoneの無線充電などと同じ規格である「Qi」による無線充電に対応しているので、極力無線充電を使った方が良いのかなと思います。
背面は最近のトレンドのキラキラデザインです。
タフネススマホとはいえ、最新トレンドに追従するデザインなのはいいですね。
スピーカーはこの背面にあるType-C挿入口のようなところについています。
音質は普通で、特に音割れを起こすことはありません。音量も手元のOnePlus5Tと同じくらいでした。
保護フィルムは工場出荷時の状態で貼られているので、スペックシートが印字されているシートを一枚剥がせば保護フィルムを貼った状態になります。
「世界で最初のタフネスノッチスマホ」を謳うこの機種ですが、ノッチはあくまでも飾り程度で、耐久性への関係かベゼルは太く、使ってる身からするとノッチの必要性は感じられません。
Androidバージョンも8.1でOS側がAPIを用意していないためアプリ側の対応もマチマチでアプリによっては使いにくかったりします。
付属品
日本語説明書が入っていたり、意外と付属品が多かったりで結構好印象です。
箱開けて個包装などはなく、このまま入っていたため箱を動かすと「カラカラ」と音がなっていました
説明書
日本語表記の部分もしっかりあるので、操作に困ることはないかなと思います。
TypeC→Micro Bアダプタ、Type-Cケーブル、Type-C→USBメスのアダプタ
Type-Cケーブルは充電用、Type-C→MicroBアダプタは既存アクセサリ用、Type-C→USBメスのアダプタは他のスマホを充電するためといったとこでしょうか。
このアダプタ類はカバンなどに潜めておくと緊急時など意外なタイミングで役に立つかもしれません。
ACアダプタ
いわいるEUタイプの充電器なので、旅行時以外は使うことは少ないと思います。
予備の保護フィルム
出荷時に貼っている保護フィルムとは別に保護フィルムが入っていました。
傷などがついた際に張り替えれるのでいいですね。
機能性
OSや独自機能
初期アプリはOutDoor Toolsというコンパスやフラッシュなどの機能が入ったアプリ以外は素のAndroidそのもので、グーグル系アプリ以外の無駄なアプリは入っていません。
OutDoor Toolboxは起動するとこのような機能が選べるようになっています。
殆どが機械翻訳とはいえ日本語化されており、実用的な機能も多く便利なアプリです。
UI自体は素のAndroidに近いですが、設定アプリのアイコンは独自のものになっています。
追加機能はMediaTek製の機能ばかりで、このスマホ固有の機能は見かけませんでした。
セキュリティパッチは2018/05/05のものが最新で、バージョンアップはなさそうなので、恐らくこれが最終バージョンになると思います。
中華スマホはOnePlusやXioamiなどを除くと大型アップデートやセキュリティパッチのアップデートを行う例は極端に少なく、売りっぱなしということも多々あります。
こればかりは新興企業ゆえに、ライバルに対抗するためにラインナップを大量に増やしているので、どうしようもなさそうです。
バージョンアップが必要であれば、自己責任でGSIのROMを焼くなどして自分で対応するしかないと思います。
デフォルト設定だと、ナビバーの「戻るボタン」と「マルチタスクボタン」が通常のAndroidの順番と入れ替わっており、これを変更するには「設定」→「インテリジェントアシスト」→「ナビゲーションバー」から設定を変える必要がありました。
カメラ
カメラはiOS風UIで、デュアルカメラのおかげでボケがちゃんと表現されるカメラでした。
13MPのカメラなので、そこまで期待していませんでしたが意外と綺麗な写真を撮ることが出来ました。
このアプリ少し挙動がおかしく、カメラ設定で設定の下の方へスクロールするとアプリが落ちたり、SLRモードに切り替えるとアプリが落ちたり、他の機能は問題ないものの標準アプリなのに動作が不安定なのは少し不気味さを感じました。
ソフトウェアレベルの問題なのでシステムアップデートで治りそうですが、メーカーが対応するかが微妙なところです。
ちゃんと美白モードなどもついています。
日本語訳が、強引な訳のためCPUと思われる部分に「主記憶装置」を入っていたりします。
指紋認証
指紋認証の性能も悪くなく、登録した指で0.5~1秒くらい触ればロックを解除することが出来ます。
総括的な何か
一言でこの機種を説明すると「バランスの取れたタフネススホ」となると思います。
デザインや機能面、動作感で十分に使いやすく、しかも落としても壊れないタフネス仕様になっているので、すぐスマホ壊す方やタフネススマホは重かったり、ゴツゴツ過ぎたりで避けたいという方でもArmor 5なら悪くないのではないでしょうか。
販売ページはこちら
GearBest
今回提供頂いたGearBestでは今日現在21,640円で取り扱われています。
価格がTORQUEやCATなどのタフネススマホより安いというところも魅力的です。
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