どうもこんにちは、Till0196(@Till0196)です。
今回はWindows10とAndroid5.1のデュアルブートタブレットChuwi Hi10 Plusをレビューしていきます。
別途、専用キーボードとスタイラスペンを購入しましたのでペンとキーボードに関してもレビューしています。
CHUWI Hi10の新作タブレットCHUWI Hi10 Xもレビューしています。CPUがCeleron N4100になったことにより、かなり使用用途の幅が増えました。オススメです。
Chuwi Hi10 Plus
スペック
Chuwi Hi10 Plus | |
---|---|
OS | Windows 10 Home |
CPU/GPU | Intel Atom Cherry Trail X5 Z8350 Quad Core 1.44 GHz 64 Bit |
ストレージ容量 | 64GB |
RAM | 4GB |
ネットワーク | 802.11b/g/n ※acや5Ghzには非対応 Bluetooth: 4.0 |
ディスプレイ | 10.8インチ 1920 x 1280 (WUXGA) |
入出力 | USB Type-C、microUSB、microSDスロット、microHDMI、オーディオジャック |
カメラ | インカメラ2MP アウトカメラ5MP |
バッテリー | 8400mAh |
サイズ | 27.64 x 18.48 x 0.88 cm |
質量 | 0.686 kg |
Chuwi Hi10には兄弟機種としてHi10 ProやHi10などの同様スペックでありながらも微妙に仕様が異なるモデルがあるので、個人の用途に応じて選んでみるといいと思います。どれも数年前に発売されたモデルということもあり高いスペックではないので、ゲームタブレットとしてはあまり向いていないです。
以前レビューしたALLDOCUBE iWork10 Proと同じく、Wi-Fiの5GHz帯に対応していないのと、Wi-Fi性能は低く速度は出にくいのが印象的です。高速回線が必要な場合は別途ドングルや有線LAN→USBのケーブルを用意したほうが良さそうです。
ドラクエベンチは下記の通りです。CPUを考えれば妥当な結果ではないでしょうか。
箱
Chuwiのタブレットではお馴染みのシンプルな箱です。今回はBanggoodからの発送でしたが、開封された様子はなくパックされたままの状態で到着しました。
本体
全体的に見た感じは安っぽさが全く感じないデザインです。ALLDOCUBE iWork10 Proと同じスペックですが、外観がこちらの方が高級感に満ち溢れています。
保護フィルムも最初から貼ってありました。一枚目はスペック表でその下が保護フィルムでした。
一枚目のスペック表には2in1と書かれてますが、キーボードは付属していません。
左側にはmicroSDスロット、Type-C、microB、miniHDMI、イヤホンジャック、となっています。miniHDMIからHDMIのアダプタは百均でも手に入るので手頃にテレビに画面を出すことが出来ます。
充電はType-CのみでmicroBは変換アダプタを使って標準のUSBを繋ぐ際に使えます。
ALLDOCUBE iWork10 ProではmicroB→標準USBの変換アダプタも付属していましたが、このタブレットでは付属していないので別途用意する必要があります。
付属品
ALLDOCUBE iWork10 Proではケースや変換アダプタなど色々と付属していましたが、Chuwi Hi10 Plusは付属品は少ないです。これは同価格帯のALLDOCUBE iWork10 Proなどと値段競争で勝つためには仕方なかったのかなとも思います。
Type-C→標準USBケーブル
一般的なType-Cケーブルです
ACアダプタ(EU向け規格)
日本で利用することが出来ないタイプのACアダプタです。
説明書や保証書
説明書には日本語の説明もあります。
各OSの特徴
Windows
初回起動時はWindowsの初期設定から始まりました。もちろんこの時点で日本語設定があるので日本で販売されているWindowsタブレットと同じように設定できます。
大型アップデート
Windows10なら必ずやってくる大型アップデートですが、最初からクリエーターズアップデートが適用されている状態でした。今年(執筆時2018年8月)の春先の大型アップデート(Aprilアップデート)が降っていたので適用してみました。内蔵のWi-Fiは転送速度がとても遅いのでWindowsUpdateからのダウンロードとアップデートだと気が遠くなるくらい時間がかるので、別のPCでアップデートデータをダウンロードして適用しました。
自分は新しいPCを作る際に利用した手焼きのインストールディスクを利用してアップデートしました。ディスクはAC供給対応のUSBドライブなら読み込むことが出来ましたが、バスパワーだと電力が足りないようで、読み込めませんでした。
インストール時間もかなり長く4時間くらいかかっていましたが、無事アップデート出来ました。
別売りスタイラスペン
別売りChuwiのHipen H2というペンを購入しましたが、あまりオススメできるものではありません。
誤タッチが起きたり、スライド時に追従出来なかったり、画面から離していても反応していまうなど、ストレスを感じるペンでした。
メーカーが変わりますが、ALLDOCUBEのペンは比較的まともに動作するので購入するのであればこちらをオススメします。Wacom互換やMicrosoft Penなどの互換はないので過度な期待はしないほうが良いです。用途としてはマウスの代わり程度のものです。
絵を描く
このタブレットは絵を描くには向いていないです。スタイラスペンがWacom互換だったりMicrosoft Pen対応ではないので、別売りのスタイラスペンはマウスやタッチパッドの延長程度のものです。
スタイラスペンには筆圧判定もなく誤タッチも多いので購入する必要はないかなと思います。
Saiなどは動きますが、UIが小さく使いづらいです。
2in1タブレットとしての利用
別売りの純正キーボードを購入してみました。スタイラスペンは期待以下のものでしたが、キーボードは期待以上のものでした。
キーの押した感じもしっかりしていてタイピングをするのもかなり楽なのでこのタブレットを購入するのであればキーボードも一緒に購入するのが良いかも知れません。配列はUS配列なので、日本のJIS配列と少し配列が違います。
その他のアプリ動作
アプリの動作に関してはALLDOCUBE iWork10 Proと殆ど同じなので、そちらのレビューを参考にしていただけると幸いです。
Android
Androidでも同じく初期設定からの開始だったので、日本語設定も簡単でした。最初から入っているアプリもピュアAndroidそのものなので、特別困ることはないと思います。
ただ、バージョンがAndroid5.1と古いので新しいアプリだとインストール出来ない可能性もあります。CPUもx86のCPUなのでAndroid5.1で動くアプリが全て動くわけでもないので予め確認した方が良さそうです。
総括的な何か
個人的にはChuwi Hi10 Plusは電池持ち重視で2in1ならではの物理キーボードのタイピングやちょっとした動画視聴向きなタブレットです。
性能的にはタッチパネルを用いてゲームを快適に遊べるスペックではないですし、スタイラスペンもWacom互換だったりするわけでもないので、ゲームタブレットとしてやお絵かきをするには向いていないタブレットです。画面が10.8インチあるので絵を描けないわけではないですが、落書き程度の用途でない限り厳しい感じです。代案としてはAtom Z8350の上位チップCeleron N3450を搭載したChuwi Surbook Miniが機能や大きさを考えれば近いと思います。絵を描くことを重点に置くならCore m3-7Y30を搭載したAlldocube Mix PlusならWacom互換のタッチペンも利用できてスペックも悪くないので、そっちの方が良いかなと思います。
デザインと全体の仕上がりは良くできているので、安かろう悪かろうのダサい中華タブレットのイメージを一掃してくれるタブレットでした。
購入はこちらから
Banggood
- Chuwi Hi10 Plus
今回レビューしたのはこれ。スタイラスペンとキーボードは付属しません。 - Chuwi Hi10 Pro
Chuwi Hi10をベースにアルミ筐体になったモデル。(現在は販売なし) - Chuwi Hi10
ベーシックなモデル。唯一、標準USBポートが付いているモデル。 - Chuwi Hi10系専用キーボード
- Chuwi Hi10など用のスタイラスペン(Hipen H2)
純正品ですが、感度が良すぎるがあまり誤タッチが起きまくるので、Alldocube製タッチペンがおすすめ。 - この記事内で紹介したAlldocube製タッチペン
GearBest
Geekbuying
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コメント
AndroidとWindowsのデュアルosタブレットの購入を検討してます。
絵ではなく、主に文字を書きたいのですが(pdfに書き込みなど)
ALLDOCUBE iWork10 ProとChuwiでは、
ALLDOCUBE iWork10 Proの方が細かくしっかり書けますか?
スタイラスペンの反応などはiWork10 Proの方が動作感が良いです。付属のキーボードも配列はアレですが、質感などは良くできています。Chuwiはデザインが良いもののスタイラスペンの動作が少し鈍いので、iWork10 Proの方がしっかり書くことが出来ます。
ありがとうございます。