「狼と香辛料VR2」をプレイしたレビュー。アニメやマンガ作品の新しい形なのかも!?

5.0
VR

元々「狼と香辛料VR」という前作のOculusストア版をプレイしたことがあったのですが、続編がSteamのセールで40%OFFの1,542円になっていたので、良い機会かと思い、購入してプレイしてみました。

結論としては、VR機器があるなら是非やって欲しいと思ったことと、他のアニメやマンガIPのVR化作品を見た感じだと、まだ色々と模索中かもしれないですが、マンガやアニメの新しい表現方法の1つになりそうなコンテンツだなと思いました。

登場人物のホロとミューリがホントに可愛い(語彙力消失)ので、とってもおすすめです。

狼と香辛料VR2

Oculus AppLabで購入

※Oculusストアでは価格とコンテンツ量が合致しないとリジェクトされたそうで、AppLabで公開されています。(この価格設定は何も問題無いし、相応の価値があるので個人的にはOculusサイドの審査に大変不満です)

「狼と香辛料」とはどういう作品なのか

「狼と香辛料」は2006年に初めて出版されたライトノベルで、2008年に1月にアニメ化、2008年6月にゲーム化されてる作品だそうです。原作となるライトノベルは現時点で23巻まで出版されていて、まだ続いています。

原作ファンの方には大変申し訳無いのですが、私は、原作やアニメには触れておらず、VR作品のみでしか同作品を知りません。(良い作品なのは知っているので、時間があるときにじっくり楽しみたい)

ということもあり、物語概要に関してはこの記事ではあまり触れません。

VRアニメーションとは

このソフトを純粋なノベルゲームや過去に発売されてる同作品のゲームの延長線だと思っていると、「あれれ?」となってしまうと思います。

このVRソフトは過去に発売している同作品の関連ゲームとは、関係なさそうです。

あまり詳しくないので、間違っているかもしれませんがジャンルとしては、演劇に近いのかなと思います。

舞台が作品の中の世界の一部分で、プレイヤーが主人公の視点になり、登場人物の臨場感のある仕草や表情変化を感じつつ、物語を楽しむというのが、このコンテンツの最大のポイントです。

「選択肢による分岐」や「やりこみ要素(コイン集めはある)」といったものがないので、一般的なゲームコンテンツと思って購入してしまうと、不満に思うのかもしれません。

これは、アニメ系のVRコンテンツという意味で同じな「からかい上手の高木さんVR」のように「自分自身で動いて何かをする系」ではないということです。

前作のレビュー欄では、そこが良く理解出来ずに購入してまった方が、「思っていたのと違った」「価格の割にボリューム不足」などと書き込みをしていたのかなと思います。今作のレビュー欄は日本語のものでは、そういった書き込みがなくSteamのレビュー全体の評価で「非常に好評」となっています。

このコンテンツの立ち位置的にはアニメシリーズのOVAディスクとかそういうポジションなので、わかる人には価格相応の価値が分かると思います。

私の感覚では、モーションキャプチャーのコストやフルボイスなどでコストが掛かることを知っているからか、前作もボリューム不足だったり、価格の割に合わないとは全く思いませんでした。寧ろ「赤字なのでは?」と思ってしまうくらいです。

前作はOculus Questの登場前の作品であり、Oculus GoやGear VR、Windows MRをメインターゲットとしていたから、6DoFに対応していないのかと思っていたのですが、今作も6DoFを活用した要素はなく基本3DoFで楽しむというスタイルでした。

プレイヤーの移動が一切ないので、VR酔いを起こしやすい人でも遊びやすい作品になっていると思います。

3DoFなVRソフトということもあり、Steam版を買ってPCVRをスマホVRで見るアプリを使っても楽しめると思います(快適さが本物のVRデバイスとは違うので個人的には非推奨です)

余談ですが、スマホでPCVRを実現するアプリだったTrinusVRとかどこにいったんですかね。2015年とかにAmazonで購入したのにページが消えて再ダウンロード不可になってました。

本編

本編序盤は、ホロとローレンス(コンテツ内ではプレイヤーである主人公のため3Dモデルなし)での会話が行われます。

想像するシーンなど、VRならでは表現で観ていて面白いです。

中盤手前くらいからホロとローレンスの娘である、ミューリが登場します。(前作ではホロとローレンスは未婚状態だったので、少し驚きでした)

エンドロールを見ていて知ったのですが、ミューリの声優さんは、アニメの「干物妹!うまるちゃん」のうまる役を努めた田中あいみさんで、キャラクターボイスだけでなくキャラクターのモーションアクターとしても参加されていました。

ホロ、ミューリの動きがとても可愛らしく、ホッコリさせてくれます。

ゆっくりと流れる物語、ホッコリするホロとローレンス、そしてミューリとのやりとり、たまにホロの勝手な妄想が先走って、ローレンスが困ってしまう場面もありますが、それもまた面白いところです。

いわいる日常系アニメの世界に入り込むというスタンスなので、映画などによくある大きな問題が起きてそれを解決するハラハラとかは無いです。

本編は通しの場合、40分くらいです。

前作が25分くらいだったので、ボリュームアップしてると思います。ただ、場面転換や回想シーンなどは前作のほうが多かったです。

本編とアニメ鑑賞モード

実はこのコンテンツには2つのモードがあり、アニメ鑑賞モードではアニメ映像の場面キャプチャー(静止画)が次々と流れ、VR空間上のホロとローレンスの出会いを娘であるミューリに解説するというものになっています。

アニメ映像をそのままでも良かったように感じましたが、版権の問題やNintendo Switchのサポートなどでスペック的成約によるものだったのかもしれません。

アニメ鑑賞モードでも登場人物であるホロとミューリがよく動きます。

オーバーレイソフトを入れているとガタガタになる

高負荷という訳でもないのに起動直後からガタガタになってしまったので、どうしたものかと思ったらXSOverlayと同時起動になっていたのが原因でした。

SteamVRでデスクトップ画面をVR上に表示できる便利なソフト!「XSOverlay」のOculus Touchでの操作方法
「XSOverlay」は、VRChatやBeatSaberなどSteamVRを使ったゲームの上で動くVRソフトであれば何でも使えるオーバーレイソフトです。 XSOverlayの操作方法 XSOverlayはSteamで約1,000...

XSOverlayを終了させれば、問題は解消しました。

オーバーレイ系のソフトは空きリソースに関係なく相性問題があるみたいなので、そういうときは最小構成で起動したほうが良いですね。

総括的な何か

前作同様、作品の中に自分自身が入り込んで登場人物とやり取りを楽しんでホッコリさせてくれようになっています。個人的には大満足です。

実はこの作品、Meta/Oculus Quest 2の発売とほぼ同時くらいにローンチだったのですが、まさかの審査落ちで公式ストアに並べないという悲劇が起きていました。

こういうこともあり、Oculusの公式ストアに並んでいないので、Meta Quest 2が手元にあっても、本作を知らない人だったり、ストア販売が行われている初代のみしか販売されていないと思っている方も多いのではないでしょうか。

初代はFacebook買収前のOculusチームとしての審査だったのが、本作は買収後であり、何らかのガイドラインが変更されたのかもしれませんね(憶測なので悪しからず)

Oclus Quest 2の発売から少し時間が経ってから、AppLabというシステムがFacebook(旧Meta)から発表され、現在ではそこで本作の販売が行われています。

「狼と香辛料」という作品自体が好きな人、自分のようにアニメ全般が好きでVR作品化というものが気になる人、アニメやマンガの新しい表現方法に興味がある人など、購入目的は色々あると思いますが、コンテンツ自体はかなり力が入っているので、おすすめです。

Steamでは2022年7月8日まで40%オフで購入出来るセールが開催中なので、PCVR環境がある方は是非この機会に買ってみてはいかがでしょうか。前作もセールで50%オフになっています。

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