プレインストールのバージョンより低いバージョンをインストールしたい場合、元々入っていたアプリを一度アンインストールする必要があります。
古いAndroidバージョンなら、system以下のファイルをファイルマネージャアプリで消すだけだったのですが、最近のバージョンではそれが上手く行きませんでした。
そこで今回は、Magiskのモジュール「Debloater」を利用することでアンインストールすることが出来たのでやり方を残しておきます。
プレインストールアプリを完全にアンインストールする方法
今回の環境
- 端末: OnePlus 6T
- OSバージョン: OxygenOS 11.1.2.2 (Android11ベース)
- Magisk v23.0
- Debloate v17.3.2
Debloaterは1年近く更新されていないので、Android 12では動作しないかもしれません。
Debloateをインストール
DebloateはMagisk公式レポジトリに入っているのでMagsik Managerアプリ内で検索すると最新バージョンがインストール出来ます。
インストール後は再起動して有効化します。
ターミナル(端末)アプリで操作
Debloateはアプリなどが用意されておらず、端末アプリでコマンド実行することで動作します。
Android Terminal Emulator
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suでコマンドが叩ければ、PCに繋いでadb shellでも良いのですが、せっかくなので端末アプリでやってみます。
起動したらrootでコマンドを実行するため下記コマンドを実行
su
すると、Magiskのスーパーユーザーを許可するかどうかのトーストが出ると思うので「許可」を選んで応えます。
debloat
と実行すると下の画像のような画面になります。
プレインストールアプリと一口にいっても、保存場所が異なるようです。
今回はYouTubeをアンインストールしたかったので「4 System Product Apps」を選びます。
4
入力するのはこれだけです。
System Product Appsに入っているアプリがリスト化されます。
今回はYouTubeをアンインストールしたいので、23 を選びます。
23
あとは自動でやってくれます。
システムアプリのアンインストールは再起動後に有効になるので、再起動すると好きなバージョンをインストールすることが出来るようになります。
総括的な何か
今回の記事は、とあるアプリで「Failure [INSTALL_VERSION_DOWNGRADE]」と表示されてしまい、どうしたものかなと調べていたら見つけた方法です。
こういうシステムアプリを触る際は、Titanium Backupで解決できていたのですが、最近はAndroidバージョンに追従できていないようで、駄目でした。
基本的に不要なシステムアプリは無効化出来るの、あまり使う機会がないと思いますが、無効化では気がすまないアプリシステムアプリなどを消したい時に使える技なのではないでしょうか。
ちなみに、TWRPのようなカスタムリカバリを導入していれば、リカバリのTerminalから
mount -o rw,remount /product
を実行して、リカバリ内のファイルマネージャーで「product/app/」内の消したいアプリのフォルダとアプリデータを消すというやり方もあるようです(未検証)。
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