今回は、イヤホンブランドAZLAから発売された、温まると変化するTPE素材を採用したイヤーピースSdnaEarfit XELASTECをレビューします。
当ブログではAZLA SednaEarfitの他のレビューをしているので、是非そちらもチェックしてみて下さい。

実はSednaEarfit Light Shortも持っていて、レビューしたつもりでしたが、すっかり忘れてい投稿してませんでした。
SednaEarfit XELASTECに関しては、発売前からずっと気になっていて、価格から予約はしていませんでしたが、発売日にTwitterのTLで購入報告のツイートが沢山流れてきて結局ポチりました。
自分は、日頃から個人的には最強TWSイヤホンと思っているソニーのWF-1000XM3を利用しています。
このイヤホンは価格帯から分かるようにハイエンドモデルで、音質やノイキャンの品質は非常に高いです。
しかし、音質とノイキャンの品質が高いが故にイヤホン部分が大きく、他のTWSと比較して重くなっています。そのせいで、イヤホンを耳に装着すると最初は良いのですが、時間が経つにつれてズルズルと位置が落ちてきます。
落下するほどではないのですが、イヤホンをしていて位置が少しずつ動かれると不快感があるので、解消すべく色々イヤピをとっかえひっかえしていましたが、どれも微妙でした。
そこで、今回レビューするSdnaEarfit XELASTECに行き着きました。実際使ってみたところ、「最適解見つかったな」と思いました。
このレビューを書くのに3ヶ月程利用しているので耐久性やデメリットも含めて書いていこうと思います。
SdnaEarfit XELASTEC
イヤピの傘が膨らむので、サイズは一般的なイヤピのワンサイズ下を買うのがコツです。自分は普通のイヤピだとMサイズですが、SdnaEarfit XELASTECではSサイズがピッタリでした。
パッケージ
箱の裏にイヤピの特徴が軽く書いてあるだけで、説明書や保証書はありません。
メーカー保証は購入から1週間で、レシートがある場合のみと書いてありました。
実際に使ってみた
装着感が他のイヤーピースとは全然違います。
イヤホン装着後すぐは他のイヤピ同様に耳とイヤピに隙間を感じるのですが、5分ほど経つと、その隙間がピタッと埋まる感じでイヤホンの装着位置が固定されます。
この感覚が良く、自分の使っているイヤホンWF-1000XM3には、このイヤピ以外考えられない程です。
「耳から外すときに引っ着いてくるのでは」と思われるかもしれませんが、柔らかい素材なので、取り外し時は、すんなり外れます。
ネットのレビューでは「ベトベト感が不快」「ゴミが付く」などの書き込みが多く見られます。素材の関係上これはどうしようもないようですが、ベトベト感は最小限に抑えられているように感じます。
個人的に購入を渋っていた理由の一つですが、同じような素材のSureSeal Tipsは粘着性が高く、テープの粘着部分のような感じでした。これに比較すると粘着力はほぼ無く、ホコリが多少付着する程度まで抑えられています。付いたホコリは粘着力がほぼ無いので、手で振り落とせるレベルです。
一部の人は不潔感や不快感を感じると思いますが、個人的にはある程度防げているので、そこまで問題ではないように思います。
利用開始から3ヶ月経過してみて
↑上が3ヶ月利用したMS,下がほぼ使っていないM
ぶっちゃけると結構劣化しました。
低反発ウレタンのイヤーピースの劣化具合に比べると軽度なものですが、イヤピ自体の透明感や伸縮性が落ちました。
イヤホンの充電ケースにイヤホンを収納するときに、変な向きで入ってしまい、それで型がついて、しかも傘部分が引っ付いてしまってい元に戻らなくなりました。
軽度の場合、型がついたらお湯につけると戻るようですが、自分は劣化具合が酷かったようでもとに戻らなくなりました。
傘部分を引き伸ばしたりしていたら破れてしまったので、結局新品のSサイズを購入しました。
新しく買った理由は破れたの主な理由で、伸縮性は3ヶ月経っても大きく劣っていないように感じました。破れていなければ普通に使っていた思います。
耐久性を並べると
付属のイヤピ > XELASTEC > ウレタン製イヤピ
というポジションだと思います。
素材の特徴の割に耐久性があるので、価格は高いなりのメリットなのではと思います。(結構ハードに使っているので、ウレタン製のイヤピだったら2,3回は変えないと伸縮性がなくなってそうです)
有線イヤホンで使うメリットは少ない
TWSイヤホン専用とパッケージに印刷されていますが、有線イヤホンでも取り付けることは出来ます。ただ、個人的にはあまりおすすめしません。

このイヤホンをレビューしたときに少し書きましたが、このイヤピは他のSednaEarfitシリーズと違って、TWSでの装着感向上に全振りしているので、このイヤピにすることで低音がはっきりするなどの効果は得られません。
特にShure掛けタイプなら耳の穴で全バランスをとっているわけではなく、耳に引っかかっている部分である程度バランスをとっているので、このイヤピだと返ってケーブルの存在感を見出してしまいます。
また、TWSイヤホンで快適に使えられるように作れているので、イヤピがケース収まるようにイヤピの背が低くなっています。そこも有線イヤホンではデメリットになります(有線イヤホンの設計上イヤピがある程度長いことが想定されています)。
有線イヤホンならSednaEarfit Lightとかの方が快適だと思います。
総括的な何か
全てのTWSイヤホンで合うイヤピという訳ではないですが、位置がうまく固定されず装着感がイマイチなTWSイヤホンには救世主になるイヤピなのではないでしょうか。
少なくとも、ソニーのTWSイヤホン、WF-1000XM3ユーザーには是非オススメしたいと思えるイヤーピースです。

ちなみに、このイヤホン(Mpow M5)ではしっくり来ませんでした。
このイヤピとの相性が良いのは、ノイキャンなどで本体が重くなっているイヤホンとは相性が良いと思います。
購入はこちら
普通のサイズがMサイズという場合はS系統の3サイズが入ったパッケージを購入して良いサイズを探すのが良いかもしれません。
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